ひなた家の施設長の内科医 黒川衛です。
日頃より当施設の運営に深いご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
ひなた家で暮らす利用者様お一人おひとりが、これまで歩んでこられた長い年月の営みに、まずは心からの敬意を表します。そして、その歳月を深い愛情をもって支えてこられたご家族の皆様のご尽力に、深く感銘を受けております。
私たちの役割は、ご家族の理解と協力をいただいて、医療と介護の専門性をもって、温かく穏やかな「暮らしの場」を育んでいくことだと考えております。言葉によるコミュニケーションは限られていても、利用者様一人ひとりには、豊かな個性と感情、そして守られるべき尊厳があります。日々の小さな表情の変化や仕草からその人らしさを感じ取り、心に寄り添うことを、私たちは大切にしていきます。
当施設では、内科医師である私をはじめ、看護師、准看護師、介護福祉士、保育士、生活支援員、作業療法士、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、サービス管理責任者、相談支援専門員、事務員といった多職種の職員がチーム一丸となり、日々のケアに携わっております。私たちは、ただ病態を管理するだけでなく、利用者様が持つ力を最大限に活かし、安定した健康状態を維持しながら、一日一日を心安らかに過ごしていただけること、笑顔を持っていただけること、外の空気を吸っていただけることなどが、重要な使命であると確信しております。
ご家族の皆様とは、これからも密に連携を取りながら、新たなパートナーとして利用者様を支えていきたいと願っております。至らぬ点も多々あるかと存じますが、職員一同、誠心誠意努めてまいりますので、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
施設長 黒川衛